イングリッシュスコーン
紅茶関連の商品を扱うPENGLANですが、ティータイムに欠かせないのは何といってもあまーいお菓子ですよね!
PENGLANでは、ティータイムの気分を盛り上げてくれるイギリスのお菓子をご紹介していきたいと思います。イギリス菓子かんたんレシピ
記念すべき第一回は、イギリスのお菓子の代表「イングリッシュスコーン」です。(★レシピは記事後半)
イングリッシュスコーンとは
もともと、なんとなくイギリスや紅茶文化には興味のあった私ですが、一気に引き込まれたきっかけが、このイングリッシュスコーンでした。
日本でも、スーパーやカフェで見かけるようになりましたが、なかなか英国スタイルで提供しているところは少ないように思います。イギリスでは、スコーンにクロテッドクリームとジャム、地方によってはバターがセットになっているのが一般的です。クロテッドクリームとはイギリス南西部の特産品でバターと生クリームの中間のようなもったりとしたクリームです。
スコーンとティータイム
イングリッシュスコーン自体はかなり薄味で、正直単体で食べても大しておいしくはないのですが、一緒に出てくるクロテッドクリームとジャムをつけて食べると、ちょっと比類をみないおいしさになります。
この組み合わせに紅茶がつくとCream tea、サンドイッチもつくとComplete cream tea、さらにケーキがつくとAfternoon teaになります。
つまりこのイングリッシュスコーンを軸に、様々なシーンに合わせて色んなティータイムを演出できるということです。まさに、紅茶大国イギリス菓子の王様です。
もちろん味は、紅茶と相性抜群です。世の中においしいお菓子は数あれど、イングリッシュスコーンより紅茶に合うお菓子を私は知りません。シンプルなサンドイッチ、スコーン、紅茶。この組み合わせを考えたイギリス人は、本当に紅茶を愛してるんだなと思います。イギリスでCream teaを頼むとき、お茶の時間を心から楽しんでいるのが伝わってきます。
ちなみに、Cream teaに新鮮ないちごと生クリームがつくと、Complete strawberry cream teaになるそうです。
間違いなく美味しいに決まっていますが、Complete strawberry cream teaという名前、すごくテンション上がりませんか?語感のキュートさもありますが、これからお茶の時間を楽しむぞ!という意気込みが感じられて、私はとても好きです。
〈レシピ〉
●材料(直径5cmの丸形10個分)
バター・・・70g
小麦粉・・・250g
砂糖・・・20g
ベーキングパウダー・・・小さじ2.5杯
牛乳・・・70ml
卵・・・1個
ジャム(イチゴなど酸味のあるもの)
●作り方
1.バターを1㎝角に切って冷蔵庫で冷やしておく
2.小麦粉、砂糖、ベーキングパウダー、塩をふるいにかけ、1のバターを入れたら、さらさらになるまで、指ですりつぶす。
3.2に牛乳と溶いた卵を入れ、さっくり混ぜ、ひとまとめにする。
4.冷蔵庫で30分ねかす。
5.麺棒で生地を厚さ2㎝程度まで伸ばして5㎝の丸形で抜き、表面に牛乳を塗る。
6.天板に並べ、200℃のオーブンで12分焼く。
●食べ方
スコーンの腹割れ部分から手で半分に割り、クロテッドクリームとジャムをたっぷり塗ってください。スコーンとクリームが重ためなので、ジャムは酸味のきいたものがおすすめです。
スコーン作りは、じつは驚くほど簡単です。粉類とバターを混ぜるのが面倒であれば、フードプロセッサーを使ってもいいですよ。
スコーンをオーブンに入れると、だんだん縦に膨らんでいきます。真ん中部分でお腹が割れたら成功です。スコーン作りの工程で、オーブンの中で膨らんでいくスコーンを眺めるのが一番好きです。