スキャボローフェア
先日、英国フェアで購入したデビッド・オースチンのバラの苗ですが、最後のつぼみまで綺麗に咲きました。
今季の花が全部終わったら地植えにして、もう少し大きくできたらいいなと思っています。
あまり庭いじりにやる気がでないほうなのですが、気に入った植物を置くと手入れする気が起きていいですね♪
スキャボローフェアは可憐な花も気に入ったのですが、とにかく名前が好きで購入しました。
スキャボローフェアといえば、サイモン&ガーファンクルの歌で有名ですが、もとはイギリス民謡です。
Are you going to Scarborough Fair
Parsley,Sage,Rosemary,and Thyme
Remember me to one who lives there
She once was a true love of mine
───旅人が荒野を歩いていると、深い霧の中から何者かに声を掛けられる。
「スカボローフェアに行かれますか?」
旅人はそれが”人”ではないことを知っているので、問いかけには答えず魔除けの言葉をつぶやきながら、ひたすら歩みを進めるのだった。
スカボローの市に行かれますか?かつての恋人がいるのでよろしく伝えてください。というところから歌が始まります。
2番以降でその恋人に伝えてほしいことが歌われるのですが、それは全てこの世の者ではなし得ない願いばかり。話しかけてきた人物が”人”ではないことがわかります。
途中で挟まれる”Parsley,Sage,Rosemary,and Thyme”はハーブに殺菌作用があることから魔除けの言葉として使われるそうです。口裂け女の「ポマード、ポマード」みたいなものでしょうか・・・
この魔術的な歌詞と、ケルトの幻想的なメロディーがいかにもイギリスらしくて好きなんですよね。ゴースト大国らしいというか(笑)
スキャボローフェアのバラは、どちらかといえば民謡らしい素朴な一面からつけられた名前かと思いますが、それはともかく。最後にケルティックウーマンVer.のスキャボローフェアをご紹介しておわります。